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月刊誌「健康づくり」2004年5月号より

健康日本21推進フォーラムの取り組みについて



元気を競う時代へ
健康日本21
推進フォーラム
健康日本21推進フォーラムのシンボルマーク


 健康日本21推進フォーラムは、『健康日本21』を産業界から支援する目的で設立された組織で、調査研究、講演会やセミナーの開催、情報提供、シンボルマークの活用、地方計画支援などの活動を行っている。

『健康日本21』に加えて『健やか親子21』を支援
 健康日本21推進フォーラムは、平成11年末に設立され、翌年から本格的に活動を開始した。現在、食品メーカーや製薬会社などを中心に56の企業・団体が加入している。健康日本21推進フォーラムの活動について、末木一夫事務局長に話を聞いた。
 「当フォーラムは、『健康日本21』を産業界を核に官民学一体となって支援する目的で設立されました。健康日本21推進全国連絡協議会の一員としてさまざまな啓発活動を推進してきましたが、15年度からは、『健康日本21』と並列的に位置付けられている『健やか親子21』に対する支援も併せて行うことになりました」
 健康日本21推進フォーラムは、〈科学的根拠に基づく健康情報の発信〉〈健康日本21推進全国連絡協議会および健やか親子21推進協議会加盟団体との連携強化〉〈地方計画への支援〉〈会員社・団体による広報・広告活動の推進〉の4つを目標に掲げて、さまざまな活動を展開している。活動資金は、会員からの会費や協賛金でまかなわれているという。

調査研究活動をもとに健康情報を発信
 「科学的根拠に基づく健康情報を発信するための柱になっているのが、研究会活動です。研究会には、当フォーラムが中心になって進める〈調査研究会〉と、会員の自主的な運営による〈自主研究会〉があります」
 〈調査研究会〉は、毎年テーマを一つ設定し、担当理事・専門家と会員を交えた3〜4回のグループ討議を通じて、調査設定および調査結果の考察を行う。これまでに取り上げた主なテーマは「健康志向食品」「糖尿病」「食育」など。
 「健康志向食品は、特定保健用食品など健康保持に役立つ食品のあるべき姿を探求し、正しい情報の発信によって普及啓発を図るのが目的で、特定保健用食品に関する認知・実態調査を行いました。糖尿病は、生活習慣病の中で会員の要望の多かったテーマで、糖尿病患者および予備軍を対象に、食生活、運動などライフスタイルを多角的に調査分析しました。食育は、『健やか親子21』への支援に向けて選定されたテーマです」
 〈調査研究会〉で実施した調査結果はマスメディアに公表され、全国紙をはじめ、地方紙、雑誌、業界紙などに数多く掲載されているとのこと。また、健康日本21推進フォーラムでは、〈調査研究会〉の調査結果をもとにした〈健康日本21 推進フォーラムブック〉シリーズとして、これまでに4冊が刊行されている。
 「〈自主研究会〉は、会員の自主的な運営による研究会です。単に研究だけでなく、産業界の特性を生かした試みも行われています。例えば〈肥満症研究会〉では、会員企業の持つ製品・サービスを組み合わせた肥満改善プログラムの開発を目指しており、大阪府下のモデル市町村において試験的に導入を図り、『健康日本21』地方計画を支援することを活動目標にしています。これは、大阪府健康福祉部地域保健室との協力のもとに進められています」
 今後は、『健康日本21』の地方計画関連施策が本格的に開始されることによって、都道府県・市町村からこうした支援要請が増えることが予想されるため、各種の健康支援プログラムの開発に取り組み、支援体制の整備を図っていく方針だという。

『健康日本21』に関連する講演会などを開催

 健康日本21推進フォーラムでは啓発活動の一環として、『健康日本21』の関連領域からテーマを選定した講演会、シンポジウム、セミナーを開催している。設立当初は 産業界内部の啓発を目的にした会員向けのものが多かったが、13年度以降は、一般の人を対象にしたものも行っている。
 「なるべくマスメディア関係者の参加を促し、講演内容の記事化や報道化によるPR活動を推進しています。また、ホームページによる情報発信活動にも力を入れています。一般向けページ、会員向けページともにリニューアルとコンテンツ拡充を図り、『健康日本21』や『健やか親子21』関連情報および広範囲な健康情報を発信しています」
 15年度からは、厚生労働省における健康日本21全国主管課長会議の概要、健康・医学関係の審議会や検討会の議事抄録をメールマガジンとして配信し、ホームページにも掲載している。

健康日本21推進フォーラムでは,『健康日本21』に関する各種の講演会を開催している


関連団体と連携し共同企画やイベントを
 健康日本21推進フォーラムでは、健康日本21推進全国連絡協議会や健やか親子21推進協議会に加盟している団体との連携を強化し、会員社単独では実施できない共同企画を提案・推進している。
 「日本栄養士会、日本薬剤師会、日本看護協会などと連携して、〈健康日本21啓発用リーフレット〉のシリーズ化を進めています。これらのリーフレットは各団体が会員に配付するものですが、かなり制作費がかかりますから独自で制作するのはなかなか大変です。当フォーラムの会員社が制作費を負担することによって、当フォーラムの名称と企業名を入れてもらうという形で、双方にメリットがあります」
 特に日本栄養士会とのタイアップによるリーフレットはすでにナンバー15まで発行されており、総数は200万部を超えるとのこと。
 「大変よい資料ができていますので、今後もこうした共同企画を積極的に進めていきたいと考えています」
 また、協議会加盟団体や地方自治体が行う『健康日本21』や『健やか親子21』に関連する講演会、シンポジウム、イベントなどに対して、協賛・後援・ブース出展などの形で連携を図っている。
日本栄養士会、日本薬剤師会、日本看護協会との連携による<健康日本21啓発用リーフレット>

シンボルマークを活用し認知向上を図る
 「当フォーラムのシンボルマークを制作し、会員社・団体による積極的な活用を進めることによって、『健康日本21』および当フォーラムの認知向上を図っています」
  健康日本21推進フォーラムのシンボルマークは、新聞広告、テレビCM、小冊子、カタログ、ポスター、ステーショナリー(名刺や封筒など)、会報誌、展示パネルなどに使用されているという。
 シンボルマークの活用だけでなく、会員社・団体による広報・広告活動などを通じて、『健康日本21』の啓発活動を推進している。

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