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月刊誌「健康づくり」2001年9月号より

鳥取県の取り組みについて

鳥取県福祉保健部健康対策課長 永田 充生

はじめに
 鳥取県では、昭和62年から展開してきた健康県づくり県民運動を踏まえ、「健康日本21」の県計画にあたる「健康とっとり計画」を平成13年6月に策定・公表しました。
 計画は健康に関する学識経験者、健康づくり支援者、健康づくり実践者、健康づくり推進者からなる策定委員会を中心に、取り組み分野ごとに具体的な数値目標を検討する専門家を中心とした専門部会を設け、計画策定の要所要所で県民の方々からの意見を反映させながら策定を進めました。
 本計画では健康日本21の9つの分野を3つの分野(健康増進、生活習慣病対策、歯の健康)に整理・統合し、鳥取県の実情を踏まえ独自に3つの分野(寝たきり予防、心のケア、アレルギー性疾患対策)を追加、併せて6つの分野について取り上げることとしましたが、今後も必要に応じて取り組み分野を増やすなど県の実情に応じたフレキシブルな計画としたいと考えています。

計画の概要について
 計画の目的や理念、取り上げた6つの分野と数値目標(一部)については添付の概要版をご参照ください。
 鳥取県では、県の高齢化の実情を踏まえ従前より「寝たきりゼロ推進本部」を設け、施策を展開してきていましたがこれを発展的に解消し、新たに「健康とっとり計画」の一分野として位置付けました。また、県民から寄せられた健康課題の中で「心の健康」と「アレルギー性疾患」については関心が高く何らかの対応を求める声も多かったことから、今後重点的な取り組みが必要な分野として取り上げることになりました。

今後の展開について
 現在、本計画を広く県民や関係団体に知っていただくため、県機関や関係団体へ本計画の配布を行ったり、県ホームページ「とりネット」への掲載(策定段階より公表し意見を募集)や、県や関係団体の広報誌への掲載、出前健康講座(市町村公民館などに出向き、個別具体的な健康講座と本計画の説明を行う)を開催するなど、普及・啓発に努めています。
 また平成13年8月下旬をめどとして、本計画に掲げられた6分野88項目にわたる目標の達成に向けてその推進を図るとともに進捗管理や中間評価を行うため、「健康とっとり計画策定委員会」を母体に一般県民からの公募委員を加えた「健康とっとり推進会議(仮称)」を設置し、個人や市町村・関係団体を巻き込んだ県民運動の定着・効果的な展開を図っていくこととしています。

おわりに
 以上、鳥取県における健康づくりの取り組みの一端をご紹介しました。平成12年10月の鳥取県西部地震のため県計画の策定や市町村計画の支援準備などが遅れ、スタートはやや出遅れた感は否めません。しかし、地震によって得たものも少なくありませんでした。健康にも通じる日ごろからの備えの大切さ、人と人との交流から生まれる信頼、地域の意義、そして健康そのもののありがたさなどなど。これからの健康づくりに必要な要素の意義・大切さを学んだような気がします。
 今までの、そして今回の貴重な経験を活かし健康づくりも地域で、仲間で、そして個人で、地道に、しかし着実にこの運動を広げるため県としても一層の取り組みを進めていきたいと考えています。

健康とっとり計画スタート!
〜2010年までの新たな健康づくり計画です〜

 私たちの平均寿命は年々延びてきていますが、一方で、がんや心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病が増加しています。また、痴ほうや寝たきり状態の人も増加しています。
 このような状況の中で、「健康とっとり計画」は、県民のみなさんが健康でいきいきと生活できるよう、みなさん自身の積極的な健康づくりの取り組みを推進し、行政や関係機関などが社会全体としてみなさんの取り組みを支援するために策定しました。
 みなさんがこの計画を参考にして、ぜひ、健康づくりに取り組みましょう。

計画の目的
すべての県民のみなさんが健康で心豊かに生活できる活力ある鳥取県をつくるため、一人ひとりの生活習慣を改善することで、壮年期死亡を減らし、痴ほうや寝たきりにならないで生活できる期間(健康寿命)を延ばし、生活の質を向上させることを目的としています。

計画の理念・計画の内容


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