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健康づくりに関する京都宣言
平成14年9月21日
正文は英文


 我々、WHO西太平洋地域各国の大臣および政策担当者は、健康づくり国際会議のために、2002年9月21日京都に参集した。
 我々は、会議で発表されたトンガ(「減量コンテスト」)、マレーシア(「健康生活習慣キャンペーン」及び「ヘルシー セッティング プロジェクト」)、韓国(「健康計画2010」及び健康増進法)と日本の近年の取組(「健康日本21」及び健康増進法)などの様々な取組を推賞する。
 参加者間の政策に関する意見交換に引き続き、このような情報交換が今後とも進むことに期待し、世界に向けてこの宣言を採択するものである。

1. 我々の健康は、個人レベル及びその積み重ねによって社会の健康水準が向上するというこの意味において健康づくりが重要であることを認識する。
   非感染症が世界的に蔓延している状況に鑑み、バランスのよい食事、身体活動、たばこの使用を控えること等生活習慣の改善につながる個人の健康的な行動は、健康を増進するためのカギとなる。そのためには、一人一人が主体的に健康づくりに取り組むことが重要であり、その結果として、社会全体の健康水準の向上が期待できる。

2. 我々は、健康づくりを支援する好ましい環境の整備を進めるために努力する。
   健康は、個人的な問題であると同時に、個人を取り巻く環境によって、維持されたり、高められたり、損なわれたりする。環境は、個人が望ましい健康水準に到達するにあたっての一つの障壁となりうる。健康づくりのための国家的な計画やプログラムの作成、支援的な法的枠組み、健康づくりに従事する人材の養成などの政策の立案、実施を通じ、社会全体として健康づくりにとって好ましい環境を整備することが必要である。
 このような背景の下、特別な対策を要する人々の健康ニーズに対して配慮が払われるべきである。

3. 我々は、健康づくりを支援する環境整備を進めるために、多様な関係者との連携及び協力が重要であることを認識する。
   健康づくりを支援する環境を作り出すためには、社会の様々な関係者と連携、協力することが必須である。その際は、保健医療分野のみならず、経済や政治など様々な分野における幅広い関係者の参加が極めて重要である。

4. 我々は、健康づくりこそ、21世紀における健康問題を解決するための根本的な方策と認識する。我々は健康づくりを推進するためより大きな関与をすることを強く訴える。
   健康づくりは、一人一人の健康の増進のみならず、多くの健康上の問題を予防することを通じて、健やかで心豊かな活力ある社会を形成する基盤となるものであることを確信する。我々は、健康づくりに各国における保健医療政策上高い優先順位を与えるべきであり、社会の様々な人々が、可能な限り高い健康レベルに到達するよう、社会の様々な関係者が協力するべきであると信ずる。


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