第4回健康日本21推進国民会議
議 事 録

厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室

 

日 時:
平成14年12月4日(金) 14:00〜15:30
場 所:
東海大学校友会館望星の間
    (東京都千代田区霞が関3-2-5)
議事次第:
1.
開会
2.
厚生労働事務次官挨拶
3.
事務局報告等
(1)
健康日本21の進捗状況及び健康増進法について
(2)
第3回健康日本21全国大会について
 
(3)
健康づくり国際会議について
 
(4)
今後のたばこ対策について 等
4. 事例報告
 民間団体活動(健康日本21推進全国連絡協議会会長 加藤陸美氏)
5.
意見交換
6.
閉会

 

○健康局長 定刻となりましたので、ただいまから「第4回健康日本21推進国民会議」を開催させていただきます。
 委員の皆様方におかれましては、お忙しい中をお集まりいただきまして誠にありがとうございます。申し遅れましたが、私今年の8月に健康局長を拝命いたしました。健康日本21推進本部の副本部長を務めております原でございます、よろしくお願いいたします。
 開会に先立ちまして、事務局より本日の配付資料の確認をさせていただきたいと思います。

○事務局 事務局から本日の資料のご確認を申し上げます。
 本日、お手元に配付させていただいております資料につきましては、議事次第、委員名簿、座席表の他に、
 資料1、健康日本21の進捗状況等について(pdfファイル/約6KB)
 資料2、健康増進法について(pdfファイル/約20KB)
 資料3、第3回健康日本21全国大会(案)(pdfファイル/約8KB)
 資料4、「健康日本21」地方計画の策定状況について(pdfファイル/約9KB)
 資料5、健康づくり国際会議概要報告(pdfファイル/約11KB)
 資料6、近年のたばこ対策の流れ(pdfファイル/約8KB)
 資料7、WHOたばこ対策枠組条約(pdfファイル/約6KB)
 資料8、たばこ対策枠組条約新議長テキスト仮訳要旨(pdfファイル/約15KB)
 また、これらとは別途配付資料といたしまして、「健康日本21推進全国連絡協議会活動」について、めざそう8020、あるけあるけ、伊能忠敬・薬局・薬剤師のための健康日本21テキスト、たばこの煙はニコチンタール、一酸化炭素が3大有害物質、日本看護協会協会ニュース、第10回地域保健フォーラムチラシをお配りしております。
 以上でございますが、不足、落丁等ございましたら事務局までお申し付けいただきますようお願いいたします。
 
○健康局長 それでは、まず本国民会議の主宰者でございます坂口厚生労働大臣より皆様にご挨拶申し上げるところでございますが、本日、医療観察法案の法務厚生労働連合審査の関係で出席することができません。代わりまして健康日本21推進本部長であります澤田事務次官からご挨拶させていただきます。
 
○事務次官 事務次官の澤田でございます。本日は、委員の皆さん大変お忙しい中を健康日本21推進国民会議にご出席賜りまして大変ありがとうございます。また、委員の皆様方には、日頃から厚生労働行政に対しまして強力なご支援、ご協力をいただいており深く感謝を申し上げます。
 健康日本21につきましては、平成12年3月に策定して以来2年と9ヶ月が経過いたしましたが、この間、関係者の皆様方のご協力をいただきまして多くの施策を推進することができました。また健康日本21の法制化を中核といたします国民の健康づくりをさらに推進するために、健康増進法を去る7月に成立させていただきました。この法律を基盤に、今後、国民の健康づくりのための施策の充実強化にさらに努力をしていきたいと考えております。
 昨年10月のこの会議では、これまでの取り組みをご報告申し上げ、皆様から様々なご意見をいただいたところでありますが、その後、本年3月には第2回の健康日本21全国大会を成功裏に開催させていただくなど、皆様方には大変大きなお力添えをいただいており重ねてお礼を申し上げる次第でございます。
 本日は、健康日本21の進捗状況、健康増進法、9月に開催いたしました健康づくり国際会議及び今後のたばこ対策について私どものほうからご報告を申し上げますと共に、民間団体の連携によります具体的な取り組みの事例報告もいただきまして、その上で意見交換等をお願いしたいと考えております。
 健康増進法という法的な基盤が築かれる一方で、健康日本21をさらに強力に推進していくための様々な方策につきまして、委員の皆様方から引き続き多様ないろいろなご意見をいただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
 委員の皆様方には、今後とも私どもの厚生労働省につきましてご支援、ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げまして開会の挨拶とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○健康局長 続きまして、会議の議事に入らせていただきたいと思います。前回と同様に、今回も会議の座長役を高久委員にお願いしたいと思いますが、よろしゅうございますでしょうか。
 
○一同 異議なし
 
○健康局長 それでは高久先生よろしくお願いいたします。
 
○高久座長役 はい。ご指名ですので座長役ということで、会議の進行を務めさせていただきます。よろしくお願いします。
 最初に議題の3)になりますが、これは事務局の報告として先ほど次官からもお話がありましたように、健康日本21の進捗状況、第3回健康日本21全国大会健康づくり国際会議、今後のたばこ対策などにつきまして、まず事務局のほうから説明よろしくお願いします。

○生活習慣病対策室長 生活習慣病対策室長の大江でございます。私のほうから資料説明をさせていただきます。座って説明したいと思います。
 
○高久座長役 どうぞ。
 
生活習慣病対策室長 まず資料1でございます。健康日本21の進捗状況等についてというふうなタイトルを打っております。これは年表形式にしております。まず、12年3月というところをご覧いただきます、この健康日本21の推進につきまして事務次官等通知ということで、ここで健康日本21の内容が決まったわけでございます。その後、同じ年の12月26日、第1回この健康日本21推進国民会議が開催をされまして、以降本日で4回目を数えるわけでございます。
 それから13年3月21日、第1回健康日本21全国大会とございますが、全国大会はこの年都内で開催をされまして以降1ページおめくりいただきますと、14年3月15日島根県とございますが、第2回健康日本21全国大会が島根で開催されております。この全国大会におきましては、講演あるいはパネルディスカッションを行うと同時に、全国の健康づくりに関します展示を行いまして、多数のご参加の下、大変盛況に幕を閉じることが出来ました。その際には、本推進国民会議委員の加藤剛委員からもビデオによります応援メッセージをいただくなど、本推進国民会議委員の皆様方には大変なご協力をいただきました。この場をお借りいたしましてお礼を申し上げさせていただきます。
 それに続きまして7月、8月、健康増進法とございますが、先ほど事務次官からも申し上げましたとおり7月に成立し8月2日に公布と、これは資料2で内容をご説明させていただきます。
 それから9月に健康づくり国際会議、京都でこれも後ほど資料で出てまいります。
 それから11月に市町村セミナーということで、市町村向けに健康日本21地方計画策定支援ということでセミナーを開催させていただきました。こういった種々の活動によりまして、健康日本21の推進に努めておるところでございます。
 続きまして資料2でございます。健康増進法についてということで、1枚目にその背景、流れが書いてございます。そこの2段落目に書いておりますけれども、健康日本21を中核といたします国民の健康づくり、疾病予防をさらに積極的に推進するためということで平成14年3月、健康増進法を国会に提出させていただきまして成立に至ったということでございます。具体的な内容は、もう1枚おめくりいただきますと健康増進法の概要という形で出てまいります。
 最初に、第1章(1)目的とございますが、この増進法の目的は、国民の健康の増進の総合的な推進に関し基本的な事項を定めると共に必要な措置を講じ、国民保健の向上を図るということで、(2)責務といたしまして、国民、それから国及び地方公共団体、健康増進事業実施者こういった基点を設けております。それから(3)では、国、地方公共団体、健康増進事業実施者あるいは医療機関その他の関係者の連携及び協力ということ。
 それから第2章、基本方針等(「健康日本21」の法制化)とございますが、その(1)基本的方針でございます。これはその@からFにございますような、健康の増進に関します基本方針を大臣が策定するということで、これは今後策定をするということで現在準備を進めているところでございます。
 (2)都道府県市町村の健康増進計画の策定。それから(3)健康診査の実施等に関する指針ということで、特にこの健康診査につきましてはそこにもございますけれども、生涯を通じた健康自己管理を支援するために、健康診査の実施、その結果の通知、あるいは手帳の交付その他の措置に関する指針を大臣が策定しようというものでございます。
 それからもう1枚おめくりいただきまして、第3章、国民健康・栄養調査でございます。これは従来の栄養調査をさらに健康・栄養調査ということで拡充を図ったものでございます。それから第4章が、保健指導等。
 それから第5章、特定給食施設等とございますが、そこの(2)で受動喫煙の防止ということで、学校、官公庁施設等多数の者が利用する施設を管理する者は、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう務めるということで、いわゆる受動喫煙の防止のために必要な措置を規定を致したところでございます。
 第6章が、特別用途表示及び栄養表示基準というものでございます。それから施行期日附則というところで書いてございますが、この法律は公布の日から9ヶ月を超えない範囲内で政令で定める日ということで、この政令を先日公布をさせていただきまして、来年5月1日施行ということでさせていただいております。
 なお、健康診査の指針につきましては、公布の日から2年を超えない範囲内で政令で定める日ということで、これはまた改めて定める予定でございます。以上が健康増進法でございます。
 それから資料3、健康日本21全国大会でございます。先ほども申し上げましたが、今年は島根でやっておりますが、第3回目は滋賀で行うことで現在準備を進めております。2、概要(案)にございますが2)メインテーマ:「みんなが主役 健康いきいきまちづくり〜元気up滋賀から発信します〜」ということです。それから滋賀県の協力を得まして、健康日本21全国大会をやっていこうということで、具体的な日程は来年の2月7日、午後。場所はそこにございます滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、大ホールで開催をさせていただきます。内容と致しましてはそこにもございますが、基調講演といたしまして兵庫県健康財団の家森先生に「長寿と食生活」というような点からご講演をいただいた後、パネルディスカッションといたしまして「健康なまちづくり応援団」と、地元の先生方その他のいろんな方に入っていただきましてパネルディスカッションをさせていただくというような内容で考えております。
 また合わせまして、下に○が書いてございますが、午前中小ホールにおきまして映画上映会ということで『伊能忠敬』の上映をさせていただきたいと、非常にウォーキングは健康に良いということで、厚生労働省の推薦映画にもさせていただいてます『伊能忠敬』を上映させていただきます。また会場周辺におきまして、関係する10団体程度の展示を実施したいということで、現在準備をしているところでございます。
 次に資料4でございます。「健康日本21」地方計画の策定状況についてでございます。国としては健康日本21を策定をしておりまして、都道府県の状況は現在のところ全ての都道府県におきまして計画を策定済みでございます。それから市町村特別区でございますけれどもその表を見ていただきますと、計画策定済みが312と全体の約1割ぐらいで少ないわけでございますけれども、14年度中に策定予定あるいは15年度中に策定予定を合わせますと半分ぐらいということで、健康増進法の施行を機にさらにこの計画をしっかりと市町村にも作っていただきたいということで現在その推進を進めているところでございます。
 それから資料5ですが、健康づくり国際会議概要報告というものでございます。今年の9月に健康づくり国際会議を京都の国立京都国際会館で開催を致しました。これは西太平洋地域のWHOの委員会が9月に開催をされたことに合わせて開かれたものでございますが、WHOの西太平洋地域加盟国など28の国と地域から、保健担当大臣を含みます各国代表団約60名、またNGOの代表なども参加をしていただきました。
 概要といたしましてはそこにも書いておりますけれども、坂口厚生労働大臣にもご出席いただきまして、大臣のほうから、現代の日本では、がん、心臓病、脳卒中などの非感染症が死因の大勢を占めていることを述べるとともに、健康づくり重要性を強調したと。その後、プレゼンテーターといたしまして西太平洋地域委員会の尾身事務局長のほうから「健康増進が目指すものとジレンマ」というタイトルでご報告いただきまして、次に原健康局長のほうから「『健康日本21』および『健康増進法』」について発表をさせていただきました。その後、各国の代表ということでそこにも書いてございますがトンガ、マレイシアあるいは韓国そういったところからお話をしていただいた後、自由討議をさせていただきました。
 各国からの発表をしていただいた内容は、このページの下からトンガ、マレイシア、韓国とございますが、例えばトンガですと、国王自ら減量に努めて減量大会をやっているというようななかなかユニークな取り組みもご紹介をいただいております。
 それから最終的に京都宣言というようなものを採択させていただきましたが、おめくりいただきますと英文がございます。これが正文ですが、最後のページに和文で健康づくりに関する京都宣言というのがついております。これをご覧いただきますと、柱は4つございまして、1つが我々の健康は、個人レベル及びその積み重ねによって社会の健康水準が向上するというこの意味において健康づくりが重要であることを認識する。次に、我々は、健康づくりを支援する好ましい環境の整備を進めるために努力する。次に、我々は健康づくりを支援する環境整備を進めるために、多様な関係者との連携及び協力が重要であることを認識する。最後に、我々は健康づくりこそ、21世紀における健康問題を解決するための根本的な方策と認識する。我々は健康づくりを推進するためより大きな関与をすることを強く訴える。ということで、西太平地域の保健担当大臣がこの宣言を共同して取りまとめたということで、私どもと致しましても今後の健康づくり施策の推進にこの宣言を是非とも活用していきたいというふうに考えております。
 それから資料6以下でございますが、これはたばこ対策についてということで用意をいたしました資料でございます。たばこ対策につきましては、資料7、8にもございますが、現在、WHOのほうで「たばこ対策枠組条約」というのを議論しておりまして、来年5月にもその採択ということで進んでおります。そういった状況も踏まえまして現在厚生科学審議会、地域保健健康増進栄養部会のほうでも、このたばこ対策について議論をしていただいているところでございます。そういった状況を踏まえまして、この資料6以下ではこの関係する資料をご説明をさせていただきたいと思います。
 まずたばこ対策の流れという資料6でございますけれども、昭和62年に「喫煙と健康問題に関する報告書」公衆衛生審議会とございますが、これがいわゆる「たばこ白書」と言われるようなたばこと健康問題に関します知見を取りまとめたものと、それが平成5年に改定をされました。その後平成7年に審議会のほうでたばこ行動計画策定検討会を、8年には、公共の場所における分煙のあり方検討会報告。それから平成8年は当時は労働省でございますが、職場における喫煙対策のガイドラインと、こういったものが順次策定をされてきたわけでございます。それから平成9年には、「厚生白書」でそこにもございますけれども、最後の段落でございますが、喫煙習慣は個人の嗜好の問題にとどまるのではなく、健康問題であることを踏まえ、たばこ対策を一層推進することが求められている。というふうなことが謳われております。
 その後、次のページ開けていただきますと平成10年、11年と、各種の実態調査がございまして、平成12年3月この健康日本21におきましてもたばこ分野における対策ということで、そこに挙げております情報提供、未成年者の喫煙防止、それから受動喫煙対策、禁煙支援といった4つの柱で現在対策を進めているところでございます。
 資料7でございます。WHOたばこ対策枠組条約、第5回政府間交渉会議というタイトルがついておりますが、この枠組条約は、そこの1に書いてございますようにたばこに関します公告の規制あるいは健康警告表示の強化等を各国に義務付けることによりまして、国際社会が一致団結してたばこの健康に対する悪影響を抑え込むことを目的とする条約。ということで、来年5月の採択を目指しましてこれまで第5回の政府間交渉会議を行っております。
 それから3番に飛びますが、次回は来年2月にジュネーヴで再度第6回目、開催されまして、そこで最終的な議論が行われるものというふうに考えております。その条約の具体的な内容でございますけれども資料8をご覧いただきたいと思います。
 資料8にございますように、これは実は10月に行われました第5回の政府間交渉会議におきます、いわば議長によります条約(案)でございます。これを元に10月は議論を致しまして、実際にはこの(案)を更にまた厳しく対応していこうというような方向で議論は進められておりましたけれども、簡単にここで議長テキストの内容をご紹介いたしたいと思います。
 前文で黒ポツの2つ目に、たばこ消費とたばこ煙への曝露による健康、社会、経済、環境への壊滅的な影響を懸念。それから黒ポツの4つ目でございますけれども、たばこの消費及びたばこへの曝露が死亡、疾病及び身体障害における数多くの原因と関連付けられているという、科学的証拠は明らかに確立。と、いわば基本的な認識をこの前文に謳っております。
 それから個別の条文では第1条、用語の使用というか定義規定でございますけれども、ここの条約でいう「たばこ規制」とは、たばこの消費及びそれに曝されることを撲滅又は低減することにより、人々の健康改善を目的とした供給、需要及び害の低減に関する戦略並びに基準設定。それから第3条の目的でございますけれども、そこに書かれておりますように、たばこによってもたらされる健康等への壊滅的な影響から現在及び将来の世代を保護することを目的とする。ということで、個別には2ページ目にございますけれども、PARTV、需要減少に関する措置それから次のページのPARTW、需要と供給に関しますいろんな措置を講じようということでございます。例えば第6条は価格と課税措置、それから第8条以下では受動喫煙。9条が含有物規制、10条が情報開示、11条で包装及びラベリング、ここの2つ目の黒ポツでございますけれども、ライト、マイルド等の表示の問題が書かれております。それから3ページ目でございますけれども、12条、教育、情報伝達、訓練及び周知、13条、たばこ製品の広告、販売促進及びスポンサーシップこういったものが規定をされております。
 それから飛びまして16条で未成年者への販売ということで、4ページでございますけれども3つ目の黒ポツですが、自動販売機の使用を段階的に廃止。こういった個々の具体的な対策が書かれているものでございます。この条約につきましては、また2月に交渉がございますけれども、現在先ほど申し上げましたように審議会のほうでご議論いただきまして、できれば年内にもまた考え方を少しまとめられたらなということでご議論をいただいているところでございます。ちょっと長くなりましたが、資料の説明は以上でございます。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。今事務局のほうから、健康日本21の進捗状況、それから第3回健康日本21全国大会、健康づくり国際会議、今後のたばこ対策について説明がありましたが、今の説明に対するご質問、ご意見は、議題の5番目に意見交換という欄がありまして、この時間帯にまとめてご発言あるいはご質問をいただきたいと思います。従いまして引き続きまして議事次第の4、事例報告に移りさせていただきたいと思います。ここでは民間団体の取り組み事例を発表していただくことになっています。民間団体の取り組みにつきましては、本会議の委員でもあられる財団法人健康・体力づくり事業財団の加藤理事長からご発表をいただきたいと思います。加藤理事長よろしくお願いいたします。
 
○加藤(陸)委員 ご紹介いただきました加藤でございます。ただいまご案内をいただきましたとおり4番目の事例報告ということで、民間団体の活動の一例ということでございますが長い名前でございますけれど、健康日本21推進全国連絡協議会というのを組織致しております。その関係の資料を一連のものをお配り申し上げております。その会長という立場でご報告をさせていただきます。
 この冊子のほうは先ほど申しました全国連絡協議会、民間団体の集まりの概要をご紹介しておるもの。最後からご覧いただきたいと思います。裏表紙の裏側に、健康日本21のシンボルマークがでております。これは後ほど活動状況等についても報告の一部とさせていただきますけれども、これは当協議会を立ち上げました時に協議会の総会を経て確立したものでございまして、デザイナーを起用いたしまして作らせていただいたもので法的手続つまり商標登録でございますか、で確保されておるものでございます。最近あちこちで見かけるようになりました、というぐらいに使っていただいておりまして、メンバーの方を中心に使っていただいております。このクリアファイルにも刷り込んでございます。
 その左側3ページ、16ページから18ページが、私ども115に及びます民間団体の全員でございます。それぞれご覧いただきますと、財団法人であるとか社団法人であるとかあるいは単なる法人格としてはNPOと申しますかそういうようなところも入っておりますけれども、全部で115、しかもその中には日本医師会さん、日本歯科医師会さん、日本薬剤師会さんその他、そうそうたるメンバーにお加わりいただいておりまして、その事務局を健康・体力づくり事業財団が命ぜられておるという関係もございまして、お世話役的会長を務めさせていただいておるわけでございます。
 メンバーの細部に渡るところはこれでご覧いだきますとおりでございますが、これも後ほど若干触れさせていただきますけれども、インターネットのホームページをこの健康日本21推進全国連絡協議会としても持っております。したがってそれにアプローチしていただきますと加盟団体の皆様方で大部分持っておられるインターネットのホームページ分がリンクするように準備させていただいております。ということで、この構成メンバーについての概要はこれで終えます。
 具体的な活動報告は、もう1つの冊子でございます。1枚おめくりいただきますと目次になってございます。たくさんの項目が並んでおりますが、全部について詳しくご説明するほどの時間はないかと思いますので項目はざっとお目通し願うために申し上げていきますと、まず第1グループが推進協議会の活動状況でございます。1から8まで小分けしてございます。2番目が先ほども厚生労働省のほうからお話がございました、第3回になりますが健康日本21全国大会、東京で第1回を開いておりまして、第2回が松江市、3回が大津市ということで、その関係の取り組みのお願い、民間団体のグループの皆様へのお願いになります。主として1のグループの1から8までのうちの主要なものについて説明してまいりたいと思います。
 もう1枚めくっていただきますと、健康日本21推進協議会の活動推進状況、全体リストのようなものでございまして日時と企画部会、これは総会の下に幹事会というのがありまして、その中のまた一部の代表の方にお集まりいただいて具体的な行動計画をご審議ご提案等をいただく部会でございます。これを一番活発に開いておりましてこれはもちろん出席者の名前が書いてございますとおり、厚生労働省のほうからもご参加をいただきまして、いろいろなプランをもみまして方向が決まったものを幹事会に出し、さらに総会で方針を承認していただくあるいは実行した後ご報告申し上げて今後の活動をご指示いただくというような構成になっておる企画部会です。幹事会はそれの総括的なもので、時々でございます。ちなみに企画部会は最後をご覧いただきますと、平成14年11月20日までに9回開かせていただいております。その程度にこれはいたします。
 まず1−1でございます。健康日本21推進全国連絡協議会、はしょる意味では全国連絡協議会と略称させていただきますが、それの「ガイドブック」というのを作っております。これはもう作って配布いたしておりますが相当分厚いものでございまして、フォーマットということで、細かい字で恐縮でございますがどんな内容で載っているかを、項目だけご覧いただきますと、どういう場所にあって代表者がどんな方でどんな活動をしていただいておるか、特に健康日本21運動に絡む活動について更に詳しく書いていただく、ないしはこれからこういう予定だというのを書いていただいておりますが、これ印刷物でございますのでこの限りではあまりアップツーデートにはなりませんので、連絡先とか細かいお名前を調べるのに便利なように115に及びますので相当多くのページを割いておるものでございます。現物はお配りいたしておりませんが、それぞれの団体さんに必要部数お配りしておりますし、地方の公共団体等にもお配りを申し上げておるところでございます。
 次に1−2に進みたいと思います。先ほども厚生労働省さんのほうからご報告がございましたが、平成14年3月15日に島根県の松江市において開かれました第2回健康日本21全国大会への私ども連絡協議会としての参加、一つの重要なパートを努めさせていただいて中身が十分であったとは残念ながらまだまだ慣れておりませんで、申せなかったかとは思いますけれどもそれなりに一生懸命努力をしたあと写真付きでご紹介いたしております。実は、年が明けてから2月に大津市で開催される第3回全国大会の時に、またどんな形でなるべく意味のあるような行動をとりたいということに繋げて行きたいと思っておりますが、この限りではご報告でございまして、縷々書いてございますけれどもポイントだけ申し上げますと、私ども健体財団としてのブースと推進連絡協議会としてのブースの2ブース、5.5坪でありましたがここを確保いたしまして、その下に絵がお配り申し上げていると思いますが、先ほどのマークを付けたジャンパー、Tシャツを着て麗々しくやっておりますけれどもこんなコーナーを設けております。
 もちろんこれには、さらにその下にございますが、個別に10数団体さんがそれぞれ大小まちまちでございましたけれどもブースを出しておられたのと合い拮抗しながらPRに努めたということでございます。ただこれもそれぞれ人数がそうたくさんは参加、事務局員おられない団体もございますので、そういう場合に、例えばお手洗いに立たれるような時には誰もいないような形になってもまずいので、そのへんはこれから先のこういう大会の時にはもう少し工夫をして相互に補えあえるないしは連携できるような工夫をしたらということで、今厚生労働省さんのほうとも前回の反省に基づいて検討をさせていただいておるところでございます。
 松江の場合には、主なものとしてこの絵の中にもございますが大きなディスプレーを準備いたしまして、それにテレビ画面のようなのにデモンストレーションをいろいろ行っております。「健康ネット」「健康日本21ネット」「連絡協議会ネット」とネットを3本持っておりますので、それを映し出したりそこを訪れた人にパソコンをいじっていただいてあちこち関係団体をアプローチするとかいうようなデモンストレーションを、デモンストレーションのデが出っ張るの出になっていますが、こんなところで出っ張っておると恐縮ですがミスプリでございます。ヘルスウォッチングなども一種の簡単な検査でございますがやっておるわけでございます。他にいろいろございますが飛ばさせていただきまして、これが松江での実情でございます。
 その次の1−3、これも写真を後に添えて2枚にして報告書にしてございますが、先ほどのは全国大会でございましたけれども、もう少しブレークダウンした形でなるべくならば各地域、それもあまり中央だけでなしにということで、この時は山形県の日本海側、酒田市のちょっと北に遊佐町というところで、連絡協議会の山形地方会と称しまして幹事会を開催させていただきまして、地元の関係者にもご出席いただいて協議会メンバーと、これはメンバーといいましても115のメンバーのうちの一部の方しか出られませんでしたが、との意見交換をさせていただいてまたこれからの運動の進め方の参考にしていこうと、あるいはしていただこうということで地元関係者にいろいろとご登場願いました。大変ご協力をいただきまして、朝日村、非常に山間の山村でございますが高齢化率が28.7パーセントの村でございますけれども福祉課の方であるとか、県の医師会の副会長さんであるとか健保連の山形県の常務理事の方、さらに歯科医師会さんの常務理事さん、老人クラブ連合会の会長さん、この方は菅沼さんと申しまして90何歳になられる大先輩でございますがしっかりした声でお話などいただいたところでございます。そのお写真が次の8枚のちょっと小さい絵でございますけれどもなっております。
 同時に山形で開きました協議会活動としての意見交換の後、セミナーを開催させていただいております。1−4でございますが、セミナーのパネラーの方のお名前、ここに紹介させていただいておりますが主立ったお話、話の中身は非常に盛り上がりましてしかも聴衆の方はたまたま「奥の細道鳥海ツーデーマーチ」というウオーキング協会さんの行動と一緒になりましたので、その関係で相当の人数が確保いたされたわけでございます。なかなか日程の都合で、関係団体非常に関心を持っていただけるところも食生活協会さんとかあるわけでございますが、今回はこちらには別の大会のほうがちょうどぶつかったそうでして残念ながらもう1つ人数が足りなかったのかもしれませんが、このメンバーで本日もご出席の多田羅先生、地元の町長さん、最上町の町長さんであるとか農協の関係の方であるとか、それから次のページになりますが日本医師会の櫻井先生、山形大学医学部教授である深尾先生からお話をいただきまして、大江室長からも基調講演をいただいた、その概要が載せてございます。これも比較的詳しくそこに載せてありますがその時のお写真をいただいておりまして、ちょっと暗いのでございますがプリントで増刷いたしております。
 また、もう1枚下には地元の新聞、山形県でございますので山形新聞が地方紙として圧倒的によく読まれておる新聞でございますけれども、これでまるまる1面を使っていただきまして、両面にわたるあれでございますがほぼ2面に渡りまして特集の形で紹介をいただいております。なかなか活発な活動を陸奥の日本海側になりますけれども、庄内の地域で行われたことをご報告申し上げておきます。
 だいぶ時間をとってしまいましたが、その次1−5となっておりますが、これはたまたま東松山市におきまして先月の話でございますけれども、スリーデーマーチと申しまして第25回を迎えておりますが、昔から開かれておるウォーキングの比較的国際的な参加も得ておられる大会のようでございますが、それにこれはちょっと名前をくつけていただいて「第1回健康日本21推進ウォーキング全国大会」といった冠をつけさせていただきました。これは3日間で約10万人参加されておったそうでございますけれども、そんな行事にも協議会として参加させていただき、またこのマークもつけて健康対策をPRさせていただいております。また当日には、一番下に書いてありますが記念式典には厚生労働省からは恒川審議官に特にご出席いただき、またウオーキング協会は環境省の認可法人でもございますので、局長の炭谷茂局長さんにも参加していただき実際にコースを10キロコースと20キロコースをお歩きいただいたと伺っております。私もまいりましたけれども、私は最後のところを1.5キロぐらいお供をさせていただいてお茶を濁しましたがとても10キロは歩けませんで残念でございました。こういう機会にウォーキングもなかなか健康体力づくりには有用だそうでございますので、これからも活用させていただけるかと思っております。
 だんだん最後になってまいりましたが1−6は、協議会の厚生労働省とか各省の後援名義はいろいろ得ておられるいろんな活動でございますが、健康日本21推進全国連絡協議会という私どもの組織しておる名前も後援名義に使っていただけるというところがだんだん出てまいりまして、その実績と申しますか。
 
○高久座長役 済みません、時間がだいぶ過ぎています。
 
○加藤(陸)委員 はいすみません。になっておりますものを全部記載しております。
 最後1−7でございますが、健康日本21のシンボルマークの利用状況でございます。これもたくさん書いてございますがいろんなところでお使いいただいておるようでございます。
 以上だいぶ時間を超してしまって恐縮でございましたが、1−8はホームページに「お知らせ」欄というのを作っておりますので、これをご活用いただけるように準備しておるものでございます。以上でございます。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。それではこれから残された時間、ご出席の皆様からご意見あるいはご質問をお伺いしたいと思います。
 最初に事務局から4つの問題について報告がありましたが、それと今加藤委員からご紹介ありました健康日本21推進全国連絡協議会のあるいは会議の活動、なんでも結構ですからご質問あるいはご意見をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。どうぞ。
 
○中西委員 日本薬剤師会の木村と申します。今日、中西会長は所用のため出席していませんので私のほうから、今日出させていただいた「健康日本21テキスト」と横長のたばこの煙はニコチンタール、一酸化炭素が3大有害物質というカラーで印刷された資料の2つを少し説明させていただきたいと思います。
 今、日本薬剤師会では薬局からいろんな情報発信をしようということで、健康情報又は介護情報等々を発信しようという事業を進めております。その中で、この健康日本21に関しての9項目、70領域の目標値に対するエビデンスとそれに関わる薬剤師が何をするべきかということをまとめたテキスト、またそのテキストの中に健康関連機器を使用する場合の留意点等を整理したもの(厚生労働省からいただいた資料)を入れております。それと巻末には具体的に薬局に、ポップで目標値等を示したものを、このようなものを貼って、地域の住民に健康情報を発信しようということでテキストを作っております。 特に今年10月の日本薬剤師会の雑誌、毎月だしているのですがその別冊として出しまして薬局のみならず95,000人の会員にお配りいたしました。ですので、具体的にこれらを使った地域住民の方に健康情報を発信できるということが一つです。
 また、特徴的なのは、目標値はもちろんですがこの中に示された基準値は最新の今年8月のものを入れさせていただいております。
 さらに今日、今後のたばこ対策についてということでテーマがでているのですが、横長のカラー刷りにしたもの、実はこれ1枚1枚横幅70センチ、縦1メートルのパネルに作っておりまして、これを全国の薬剤師会支部と市町村の健康イベントをやるときに展示させていただいて、たばこのリスクを啓発させていただいております。全部説明すると時間がなくなるものですから、後から3ページを開いていただきたいと思います。特に健康増進法の中の25条に受動喫煙の防止ということが掲げられております。それにこれから低年齢層の喫煙の問題等々いろいろありますが、具体的にこのカラー刷りで左側の末梢血管収縮のサーモグラフィーを使ったこの絵、左側が喫煙者です。30秒ごとに7服吸ったのですけれども、このようにやっていったら末梢血管収縮するものですから体温が下がっていくということが具体的に見える。その隣にいて2秒、副流煙を吸わされただけでもこれだけ末梢血管が縮むのです。ただ煙を吸わされただけでもこのようになっていくということです。それから右にありますのは、ウサギの耳に生体顕微鏡をつけてたばこの影響を実験したものです。一番上の写真が正常な状態です。2秒煙を吸わせただけで末梢血管が縮まってしまいますので見えなくなります。例えばこういうビジュアルな絵をやはり小学校の時からきっちり見せて、たばこの煙を吸うだけ吸わされただけでもこれだけの影響があるというようなことを見せて、やはり低年齢層から受動喫煙の健康にこれだけ影響するということをビジュアルに啓発する必要があるんだろうと。
 その次のページには、喫煙女性の母乳はニコチン入りということで少子化の問題等も意識的に投げかけまして、一連のパネルは12枚あるのですがそれぞれエビデンスに基づいて地域住民にこれらを市町村のイベント時などを利用して「たばこをやめましょう」ということを日本薬剤師会としては全面的に力を入れてやってきました。これからもやっていくということをご報告させていただきます。以上です。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。他にどなたかご質問、ご意見おありでしょうか。今受動喫煙のお話がでましたが、この健康増進法の第5章で受動喫煙の禁止と、学校、官公庁と書いてあるのですが、ここに岸委員がいらっしゃいますが、私読売新聞の投書欄で学校、特に小学校の教員室に行くと煙がもうもうとしているのでこれはなんとかならないかという、投書をごく最近拝見したことがあります。これは文科省の管轄だと思いますが、この法律ができるとそういうことに対しても必要な措置を講じられるようになると思います。他にどなたかございますか、どうぞ。

○北郷委員 今回、厚生労働省だされた資料で、ばかにたばこの資料が多いのですが、何か健康日本21の目標として取り上げようというお考えなのかということです。それから薬剤師会の先生からお話がありましたけれど、大変面白いデータでたばこのやつですね、これ喫煙女性の母乳は本当にニコチン入りなんですか。
 
○中西委員 母乳のときに濃度が高くなる、そして喫煙している方がお産しました。その後たばこを吸った場合には、母乳にニコチンそのものが移行しやすいのです。
 
○北郷委員 何か検査、例えばおっぱいにニコチンが入っているのと同じになるのですか。
 
○中西委員 そういうことです。
 
○北郷委員 もっとPRしてもらいたいですね。
 
○中西委員 はい、本当に。今の少子化の問題、育児そのへんのところを特にピックアップして頑張りたいと思います。
 
○北郷委員 それで私が申し上げたいのは、値上げしたらどうですかということを言いたいのです。
 
○健康局長 たばこについて、ここでちょっと詳しめにご報告しておりますのは、1つは確かにたばこ条約、枠組条約が来年2月に最終的な関係国の調整会議を終えまして5月の総会で採択される可能性が非常に高いというふうに見ております。その場合は、署名をするないしは批准をするということになりますと、日本は国際的にそれを実施する責任が生じるわけでございますのでいろいろ議論しておかなければならないかなと考えております。
 ちなみにがんによる死亡につきましては、男性の場合は1.5倍、女性の場合もだいたい同じぐらいかなと50パーセントぐらい増加する、循環器病による死亡も20パーセントから30パーセントぐらい増加するのではないかという推定がなされております。これを戻しますと、だいたい死亡の3分の1ががん、3分の1が循環器病で、3分の1がその他でございますから相当5万人から9万人ぐらいたばこによる過剰死亡というふうなものがある。現在だいたい日本という国は120万人生まれまして100万人ほど死んでいるというところでございますので、この中でやっぱり5万から9万という数値というのは相当なものだなあということでございます。また、ご関心であろうかと思いますが医療費の超過医療費でございますが、これが約国民医療費の5パーセントがたばこによるものだと言われております。
 これを価格によって調整すべきじゃないかということは、最終的にどうなるかわかりませんが、WHOの国際条約の原文といいますか条約の中に今のところ入っておりまして、そのお手元にお配りいたしました資料8の2ページの第6条、たばこの需要減少のための価格及び課税措置ということがございまして、たばこ消費の累進的な減少を達成するため、たばこ製品に対する課税政策を実施するとともに、適当な場合には価格政策を実施する。等々というふうなのが現在までのところ議長(案)にでてきております。またいろいろ政府税調もしくは当税調等でもたばこ課税について議論がされておるというふうに聞いておりますが、私どもは必要な予算は要求する、課税政策について直接的にその価格政策を現在のところやってくれ、やってくれ、やるなという立場ではない。健康影響についてはそういうふうなただいま申し上げたようにかなり重大な問題意識を持っておるとそういったところでございます。以上でございます。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。他にどなたかご意見をどうぞ。
 
○岸委員 ちょっとその関連で、財務省との摺り合わせはどうなっているのでございましょうか。
 
○健康局長 司が異なればやはり擁護すべきもの、ないしは価値観というものも多少は違うのはやむを得ないわけでございまして、私どもは私どもの立場、厚生労働省設置法に定められた私どもの国民の健康増進ということ、公衆衛生ということそういうふうなことを中心に主張しているところでございます。他省庁のご主張につきましては差し控えさしてもらいたいです。

○高久座長役 他にどなたかご意見、ご質問あるでしょうか。他の問題でも結構です。どうぞ。

○南委員 他の問題ですけれど、日本看護協会の協会ニュース2002年7月号をお配りしているので、きっと皆様方なんだろうと思われているかと思いますが、中をめくっていただきますと4面、5面の中に、日本看護協会が独自に作っております「まちの保健室」という特集号がございます。これが右側上の説明書きにも書いてございますが、健康日本21や「すこやか親子」などを第一線で看護職が相談に乗っているといった13年度の実態を載せてございます。「まちの保健室」は、大変住民の足場のいいところで、例えば「道の駅」や郵便局または病院、訪問看護ステーションなどで開いているという状況です。
 各県の状況といたしましては、この資料に載ってございますが20県、そして開設カ所としましては70カ所ぐらいでだいぶ広がってきておりまして、行政ではとてもカバーできない内容で土日対応などまたはある意味では24時間も対応できるようなそういう相談も行っており、大変住民サービスは行き届いてきておりますので参考にお出ししました。
 もう一つ、看護協会でお出ししているのは、12月13日ですが厚生労働省からの委託事業であります福島地域保健市民フォーラムというパンフレットを宣伝にお配りさせていただきました。これらが日本看護協会の健康日本21の主なテーマの事業でございます。その他にも禁煙対策を展開はしてございますが、今日はそのへんは資料を用意してございません。以上でございます。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。加藤委員どうぞ。
 
加藤(剛)委員 加藤剛の所属します劇団俳優座の代表を務めております古賀と申します。今日は、剛ちゃんが仕事で参りませんので代わりまして皆さんに一言お願いしたいと思います。
 この資料の中に、先ほどから何度か出してありますが『伊能忠敬』という映画を前にも皆さんにご紹介させていただきましたけれども、いよいよ今月から映画会社の配給契約とかそういうのが全部なくなりまして、劇団俳優座独自でこれを全国自主上映、昔から我々独立プロ系はそういうことをやっておりますが、加藤剛を中心にして劇団員一同この『伊能忠敬』が成し遂げた偉業もさることながら、私どものテーマとしてここに書いてありますので皆さんちょっとお目を後で通していただければと思います。特に高齢者の皆さんに歩くということがいかに大事かということ、映画を作るときからそれをテーマにしてきた点もありましたからこれを今から2年間かけて全国フィルムを持って自主上映をしていくという決議をいたしました。
 今月からもう始まっております。いろいろな文化事業、文化活動としてそれから催し物といったものに是非活用していただけるようにお願いできればということでございます。ご覧になっていただいた方もいらっしゃると思いますが、全編伊能忠敬が歩いている姿をできるだけ、私は実はプロデューサーなんですけれども、入れるようにしましたし全国の高齢者の皆さんに元気を出していこうというメッセージを一つひとつやっていきたいと思いますのでご協力をいただきたいと思います。
 お問い合わせ先もチラシにも書いてありますが、10月10日に厚生労働省の皆さんのご協力で坂口大臣以下省内で上映会を開いていただいて本当にたくさんの方に観ていただいて、ぜひ俳優座の映画にも力を貸してやろうというお言葉もいただきました。しかし皆さん方のご協力がないと我々の文化事業も成り立ちませんので、ここで一言皆さんに今後いろいろご協力方お願いますのでということをお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。もう一つ「あるけあるけ」という資料がありますが、日本ウオーキング協会、岡野委員何かご紹介ありますか。
 
○岡野委員 ありがとうございます。ただいまご紹介いただきました日本ウオーキング協会の岡野でございます。先ほど会長さんのほうからいろいろとご説明がありましたが、先日山形県の遊佐町での健康日本21推進セミナーのお手伝いをさせていただきました。また11月には、同じくご紹介いただきました埼玉県の東松山市における第25回日本スリーデーマーチという記念大会には、三日間で10万人を超す人が来ていただきました。とにかく歩かなくてはだめだと、なるべくお医者さんにかからないように健康でそしていつまでも人の世話にならないように元気でいこうというのが私たちのモットーでございます。また歩けを通して、子どもにも元気に歩いていただかないと困るということで、先だって熊本県の八代市で大会を開きました。その結果、八代亜紀さんもご参加いただきまして広域の69の学校から9,000人の学童が一緒に歩きました。今の子どもは本当に歩きません、田舎へ行けば行くほど皆さんが車で送り迎えするということで本当に歩かなくなった。今歩いている方が明治、大正、昭和の初期に生まれた方で車のない時代に荷車を引っぱったり、リヤカーを引っぱったりそういう生活をしてきた方が皆長生きしていらっしゃる。だから私はこれからは若い人に言っては申し訳ないのですがあまり長生きしないのではないかと思います。若い人たちにもこれからは是非歩いていただきましてこういうお国のお世話にならないように一つ元気で暮らしていただきたいと思っています。以上です。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。どうぞ。
 
○松谷委員 先ほど資料というところで、私どもお配りした資料の紹介がなかったので一言、説明させてください。皆さんのところに巻物が置いてあると思います。これは、禁煙カレンダーですが、これを全国の各市町村の食生活改善推進協議会に配っております。推進員が、町の中で最も人がたくさん出入りするような建物の中で1年間貼っておいていただける、お約束の下に、貼ってもらっており極めてロスの少ないカレンダーでございましす。
 この中に使ってある絵とか標語というのは、下にも書いてございますけれど「子どもに無煙環境を」という活動をすすめております、大阪のNPOの団体、私どももそれに関わっておりますけれど、そこが募集したもので、厚生大臣賞も出ております。その中のものを活用させていただいております。たばこの問題が先ほどでてまいりましたが、たばこに対する施策は財務省と厚生労働省とキャッチボールをしながら強いほうに今まで方向づけされておりました。私どもは市町村のたばこ対策に鈍さを感じております。ですから先ほど、資料4の中で市町村計画がまだまだ出来ていないということですが、市町村計画の中でたばこ問題がしっかり検討されるようになると、地域住民というか地方からの声が中央に反映され、たばこ問題はぐっと前進するのではないでしょうか。
 来年5月に国際的な批准もあるそうですから、それももちろん後押しになるでしょうけれど市町村のたばこ対策がはっきりしないと、総論賛成各論反対で最後になったらいつでも尻つぼみになってしまっている。その現状の中で、私どもは悩んでいるということを一言申し上げておきます。
 それから前から言っておりましたヘルスサポーター事業は、お陰様で順調に進んでおります。順調といっても一昨年までは4万人ぐらい、5万人弱でしたけれど今年はぐっと加速度的に伸びているようでございまして、地域で自分の健康状態をちゃんと考えながらその中で私は何をするかという具体的な目標を立てて、それに向かって実践することを決意し、よい生活習慣をつくってもらう。それだけでなくてもう一つは修了した人たちが、決意しても習慣を変えるということは非常に難しい3日坊主になりかねません。習慣を変えるという決意、そして決意と共に行動が継続するためには、ヘルスサポーターさんが時々集まろうという同窓会も作っておりまして、ヘルスサポーターの会としております。食生活改善推進委員の周辺に地域の男女を問わずそういうような人たちがたくさんできるよう今、がんばっております。以上です。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。他にどなたか、岡委員どうぞ。
 
○岡委員 日本歯科医師会でございますが、「めざそう8020」という資料を提示してございます。財団法人8020推進財団ということで、平成12年12月1日に厚生労働省の許可をいただきまして現在2年半を経過したところでございます。日本歯科医師会とともに8020推進財団が両輪となりましてお口と歯の健康づくりについて国民向けのPRでありますとか、あるいは歯の健康づくりのためにいろいろ活発に事業を展開し努力をさせていただいております。
 お手元の資料の13ページ、14ページのところに、8020運動は平成元年に日本歯科医師会で提唱しまして厚生労働省とともに推進してきております運動でございますが、健康日本21とこのたびの健康増進法、この8020運動と相互補完的な関係という位置づけでいろいろ運動展開をさせていただいております。お手元の資料をお目通しいただきましてご理解をいただきたいと思います。また、先ほど日本薬剤師会の木村先生のほうから大変いい写真を紹介いただきまして最後のページでございますが、喫煙と歯周病につきましても近年大変学会等で盛んに発表されております。検討会のほうでも厚生労働省のほうにも先日もお願いをしておりますが、さらに研究等を進めながら喫煙と歯周病等の関係を明らかにしていきたいと思っております。ありがとうございました。
 
○高久座長役 ありがとうございました。それでは鈴木委員どうぞ。
 
○鈴木委員 日本栄養士会ですが、本日会長が所用のため来られませんので専務の原でございますが説明させていただきます。昨年の会では、私どもの取り組みのマニュアル本をお配りさせていただいてます。今日は刷り物は出してございませんが、会の取り組みということでご説明させていただきます。
 地方計画につきましては、各地域においていろんなかかわりを持ちまして取り組みをさせていただいているというのがまず第1点でございます。第2点として私どもは全国を3地区に分けまして「健康日本21」に関する研修会を行っております。昨年度はまず「導入」の問題、それから今年度につきましては「実施」についての問題、来年度は「評価」についてということで導入・実施・評価の3本で完結をしていきたいという取り組みで、行っております。東日本、中日本、西日本という分け方をしております。
 それから第3点でございますが、栄養・食生活等の相談拠点として「栄養ケア・ステーション」という構想を立てまして今年度は全国5カ所でございますがモデル的に実施をしております。私どもは47都道府県がそれぞれの社団法人団体でございますので、これを全国的にそれぞれの都道府県で取り組みができるような形を広げていきたいというふうに考えております。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。他にどなたかよろしいでしょうか。糸氏先生、日本医師会もいろいろ取り組んでいらっしゃいますですね。
 
○糸氏委員 先ほどたばこの話がございましたが、医療担当者としては平素の診療活動の中で根気強くできるだけ多方面にわたって、患者さんとの対話を通じて予防や健康教育ということに努力していきたいと考えています。具体的な方策としては第一線の各先生方、全国津々浦々でやっておられる先生方の末端における活動というのが一番大事だろうと、というのはやはり1対1でドクターと患者、この2人の対話ということがいいのではないか、また患者さんも自分の信用している先生との話の中でいろいろアドバイスを受けるということが一番なじみやすいと思います。
 医師会としては、やはりそういうドクターたちの今でいいという消極的な感じでなしに、積極的にこれからどうすべきかということについての先駆的な医師の意識革命をどうして進めていくかということを現在検討しています。特に現在はたばこの問題についてウエートを重くかけてやっております。空港等でも一応禁煙の部屋などを仕切っておりますが、上ががら空きで全くあれはどういう意味があるんかなというような状態をつくづく思うのです。ああいうところも厚生労働省はもっと指導してもいいのではないか、せっかく作っても上が全然空いて、煙が外へ流れたままというような状態。よく一般の人も指摘している会話を私空港の中で耳にしたこともありますが、やはりああいうものはどこかが指導してもっと徹底していくべきではないか。せっかく良いのを作っていても実質何もならないというようなことではいけません。そういう気がついた面についてもこれから我々も積極的に厚生労働省のほうに申し上げて、国民のための健康を守るということで一緒に協力して参りたいと思っています。
 特に、今日は資料等持ってきておりませんけれども、また日本医師会のやっていることにつきましてはいろいろございますが、もう少し整理してまたお話させていただきたいと斯様に思っています。

○高久座長役 どうもありがとうございました。だいぶ時間が迫っています。これで終わらせていただきたいと思います。
 最後に間接喫煙に関しまして、少し前に外国の論文がありました。それはどういう論文かといいますと、ネコには悪性リンパ腫という腫瘍がありますが、たばこを吸っている家のネコとたばこを吸っていない家の飼いネコとを比べますと、たばこを吸っている家で飼っているネコのほうが悪性リンパ腫の頻度が非常に高いというのがでていました。トピックスとしてご紹介させていただきます。
 本日は、いろいろご紹介あるいはご意見をいただきましてありがとうございました。次回の日程などにつきまして事務局から紹介していただけますか。
 
○事務局
 次回の日程につきましては、また追ってご連絡させていただきたいと思います。また、第3回健康日本21全国大会につきましては、改めて皆様にご連絡させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
○高久座長役 どうもありがとうございました。以上を持ちまして、第4回健康日本21推進国民会議を終わらせていただきます。ご多用中ご参加いただきまして、またご意見を賜り、またご発表いただきましてどうもありがとうございました。

以上